概要

気管支喘息

こんな時には気管支喘息の可能性があります!!

気管支喘息とは、ダニやハウスダストといった環境中のアレルゲンによって起こる、気道の慢性アレルギー性炎症で、空気の通り道が狭くなり呼吸が苦しくなる状態(=喘息発作)を繰り返す病気です。ゼーゼー、ヒューヒューというような音が聞こえる呼吸が特徴的ですが、わかりにくいこともあります。また小さいお子さんはもともと気管が細く柔らかいので感冒時など喘息以外でもゼーゼー、ヒューヒューと聞こえることがあり、喘息と区別するのは簡単ではありません。ゼーゼー、ヒューヒューの起こるタイミングや繰り返しているのかなどの状況を詳しく確認することがとても大切です。 

治療は気道の炎症を抑え喘息発作を予防するために内服や吸入ステロイド薬などの長期管理薬が必要になります。喘息発作時には狭くなった気道を広げるために発作治療薬が必要になります。気管支喘息を悪化させる原因を減らすための環境調節を行うことも大事です。

当科では、呼気NO検査や呼吸機能検査を用いて診療を行っています。年齢によって検査が難しい場合には喘息治療を試みて発作が改善するかを確認する場合もあります。気道の炎症をコントロールして症状がない状態を保ち、日常生活を制限なく送れることを目指します。 

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