頻尿・尿意切迫感・尿失禁
頻尿とは頻回に排尿すること、尿意切迫感とは尿意を感じたときに我慢ができないこと、尿失禁は尿を漏らすことを指します。主に膀胱の機能に異常がある場合、これらの症状が診られます。特に夜間の頻尿はQOL(生活の質)を妨げる原因として重要と考えられています。 男性では前立腺肥大症が、女性では過活動膀胱が原因となる場合が多いのですが、しばしば膀胱癌などの悪性疾患が原因となる場合があり注意が必要です。
原因
- 膀胱疾患: 膀胱癌、尿路感染症、過活動膀胱など。
- 前立腺疾患: 男性では前立腺肥大症が代表的。
- 尿量異常: 薬物やホルモン異常、または糖尿病患者の多飲などによる尿量の増加。
- 神経系の疾患: 脊髄や脳の疾患による膀胱機能異常。
- 婦人科疾患:子宮脱や膣炎など。
- 生活習慣: 大量の水分摂取、カフェインやアルコールの摂取など。
診断方法
- 尿検査: 尿路感染症や糖尿病の有無を評価。
- 問診:様々な質問票や排尿日誌により排尿状態を評価。
- 血液検査: 各種ホルモンや腎機能の評価。
- 超音波検査: 前立腺の大きさや膀胱、腎臓の形態を評価。
- 膀胱鏡検査:膀胱癌を疑う場合。
治療
治療はなによりも原因を取り除くことが重要です。そのために飲水制限や減塩、運動といった生活指導をまず行い、効果が得られない場合には骨盤底筋体操などの理学療法や様々な薬物治療を行います。子宮脱や膀胱癌などが原因の場合は手術療法が必要となる場合もあります。