腫瘍内科からのお知らせ

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診療科概要

当科の診療理念は、病院理念の下、一人一人の患者さんに合った適切な診療が出来ること、メディカルスタッフと「全人的医療」が実現できるよう協調性を持ち、かつ主体性を持って診療、ケアにあたることです。

腫瘍内科は2022年4月から日本臨床腫瘍学会認定研修施設として認定されました。実際の診療範囲は肺癌(原発性、転移性)を含めた胸部悪性腫瘍、原発不明がん、症状緩和などです。各科と連携して横断的に診療支援したいと考えております。従来の殺細胞性抗がん剤だけでなく、様々な分子標的剤、そして腫瘍免疫を高める免疫チェックポイント阻害剤等が当院でも使用可能となっております。

従来からの殺細胞性抗がん剤、分子標的剤、免疫チェックポイント阻害剤では、様々な有害事象が生じ得ます。頻度は少ないものの、抗がん剤や分子標的剤では薬剤性間質性肺炎のような重篤な有害事象に注意が必要です。特異な有害事象として免疫チェックポイント阻害剤では免疫関連有害事象として全身臓器(肺、神経・筋、内分泌システムなど)に自己炎症が生じ、例えば呼吸器症状(咳嗽、息切れ)、神経・筋症状(しびれ、ふらつき、脱力、筋痛)、内分泌症状(倦怠感、ふらつき、食欲不振)等の症状が出現することがあるため、有害事象に対する対応に精通している必要があります。

『がん薬物療法専門医』とは質の高いがん薬物療法を実現するために、幅広い臓器のがん薬物療法の知識と技術を持った専門医とされており、それぞれの臓器別専門医、メディカルスタッフと連携しながらがん治療を行うことが期待されており、全国のがん診療連携拠点病院・大学病院やがんセンターなどに多くは在籍しており、1,689名(2023年4月1日現在)が専門医認定を受けています。

当科は総合内科スタッフと共に、実際の診療に従事しています。腫瘍内科部長は、総合内科部長、感染症内科部長を兼務しています。またがん薬物療法専門医・指導医だけでなく、総合内科専門医・指導医、感染症内科指導医・専門医、呼吸器内科専門医・指導医であり、個人・チームがより多面的な視点から診療をしている点が他院では見られない特筆すべき点です。  チーム教育も大切にしております。今後のがん診療を支える総合内科医の臨床教育だけでなく、緩和ケアチームの一員として、より良い緩和ケアを提供できるようお互い学び合い、研鑽して参ります。がん診療の総合内科医として、患者さんと相談し、様々な視点から調和の取れた診療を提供できるように努めていく所存です。宜しくお願い申し上げます。

外来担当表

月曜日火曜日水曜日木曜日金曜日土曜
9診中村
外来受付:午前8時30分~午前11時00分まで(予約、急患を除く)

疾患・治療

肺癌(原発性、転移性)を含めた胸部悪性腫瘍 原発不明がん 一部の高齢者悪性リンパ腫などの化学療法がん性胸膜炎などによる息切れなどの症状緩和・相談など

スタッフ紹介

中村 孝人

副院長
腫瘍内科部長
総合内科部長
感染症内科部長

専門分野

総合内科
固形癌・感染症・呼吸器診療 がん緩和
慢性心肺循環不全
慢性心肺循環不全リハビリテーション

専門医

日本臨床腫瘍学会がん薬物療法専門医/指導医
日本感染症学会認定専門医/指導医
日本呼吸器学会認定専門医/指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医
日本内科学会認定内科医/総合内科専門医/指導医
緩和ケア研修会修了
Best Doctors in Japan 2020-2021, 2022-2023, 2024-2025

施設認定

  • 臨床研修指定病院
  • 日本内科学会認定制度教育施設
  • ⽇本臨床腫瘍学会認定研修施設(連携)
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