消化性潰瘍は食物を分解するはたらきをもつ胃酸や消化酵素が胃や十二指腸の壁を深く傷つけてしまうことによって起こる病気です。

胃の粘膜にヘリコバクター・ピロリ菌が感染することが主な原因であり、最近では薬剤(解熱鎮痛剤などの非ステロイド性抗炎症薬)によって起きる薬剤性潰瘍も増えています。消化性潰瘍ができると、お腹の上やみぞおちのあたりに鈍い痛みは嘔吐、吐き気を感じることが多くみられます。胃潰瘍では食後、十二指腸潰瘍では夜間に痛みを感じることがあります。潰瘍から出血すると血液が混じった黒い便が出たり、吐血したします。

検査

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)で診断し、出血を認めれば内視鏡的止血術を行います。

治療

酸の分泌を抑える薬(プロトンポンプ阻害薬:PPI、カリウムイオン競合型アシッドブロッカー:P-CAB)ピロリ菌除菌治療

詳細は「患者さんとご家族のための消化性潰瘍ガイド2023」をご覧下さい。

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