新型コロナウイルス感染症の2021年4月~5月における第4波の感染拡大は、西和医療センターの入院診療をこれまでにないほどひどく圧迫し、コロナ以外の一般診療の手術制限および病床の大幅削減をせざるを得ませんでした。しかしながら6月に入り、感染はピークアウトしたことによって、コロナ専用病棟(37床)の入院患者さんも減少しつつあります。これに伴い、コロナのピーク時は150床まで削減させていただいていた一般病床の病床数を6月8日付けで170床まで緩和いたします。また、制限していた一般の手術も制限解除とさせていただきました。発熱外来クリニックおよびコロナ専用病棟を運用しながらですので、まだまだ170床以上に増床することはできませんが、地域の医療機関の先生がたに大きなご迷惑をおかけしていました事態は一旦緩和されると考えております。これからも第5波の感染拡大が襲来することを想定して、院内の管理運営をして参ります。地域の先生方には、ご理解・ご協力を頂いておりますことを心より感謝申し上げます。今後ともなにとぞご支援・ご指導をよろしくお願い申し上げます。
令和3年6月8日
奈良県西和医療センター院長 土肥 直文