院長ごあいさつ
心地よい秋風が吹き抜ける季節になりました。先生方におかれましては、いかがお過ごしでしょうか?新型コロナウイルス感染症に関しましては、「KP.3株」による第11波もようやく収束したと思われましたが、当院では今もなお感染患者さんの入院診療が続いております。
さて、話題は変わりますが、先生方は、既にマイナカードの対応をされていると存じます。当院でも、マイナカード読み取り機器を2台から5台に増設して対応していく準備を進めております。また奈良県広域消防本部においても、救急患者さんにマイナカードの提示をお願いし、薬剤情報などを搬送先の病院と共有することで、救急医療の質の向上に繋げるという実証実験が行われています。今はまだ、保険証とマイナカードを紐付ける手続きが済んでいない住民も多く、実際に病院に情報が伝わるケースは少ないのですが、これからの取り組みに注目するとともに医療機関としては、患者の皆さまに対してマイナカード持参による受診を本格的に推奨していかなればならいと考えております。
今回の封書に同封させていただきましたチラシの中に以下の2つがございます
なら糖尿病デー2024
11月17日(日曜日)に「いかるが大ホール」で開催いたします。
主催は奈良県糖尿病協会(JADECなら)ですが、今回は当院の糖尿病看護認定看護師である袖山孝子(そでやまこうこ)が、実行委員として準備に携わっております。
患者の皆さまやそのご家族などの一般の住民の方々はもちろん、地域で糖尿病に関わっておられる医療従事者の皆さま、介護に関わっておられる皆さまを含む全ての方々のご参加をお待ちしております。詳しくはチラシをご覧いただければ幸いでございます。
奈良県西部地域医療連携の会
年に2回、地域の先生方とお会いして、ご一緒に勉強させていただく機会をご用意しています。今回は11月30日(土曜日)の16時から2時間程度ですが、当院の岡山部長による心不全の講演に加え、奈良県立医科大学地域医療学講座の赤井靖宏教授による慢性腎臓病のご講演と脳神経内科の杉江和馬教授のご講演を予定しております。当日は多くの先生方とお会いできることを楽しみにしております。
最後に、肌寒い季節を迎えております。先生方におかれましても体調を崩されませんよう、十分ご自愛ください。
これからも先生方とともに、地域医療を支える役割を果たすつもりでございます。変わらぬご指導・ご鞭撻のほど、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
令和6年10月吉日
奈良県西和医療センター院長 土肥 直文